東シベリアで原油商業生産へ…日露の合弁会社
読売新聞
15 時間前
28.12.15.
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日本とロシアの合弁会社が、月内にもロシア・東シベリアで、原油の商業生産を始める方針を固めた。
政府関係者によると、同社が開発権益を持つイルクーツク州の油田を調査した結果、十分な原油埋蔵量が確認できたという。油田は中規模とみられ、採掘した原油はロシアに供給されるだけでなく、日本へも輸出される。日露の経済分野における新たな協力案件となる。14日午後にも発表する。
合弁会社は日本側が49%、ロシアの資源関連企業「イルクーツク石油」が51%出資する。日本側は、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と国際石油開発帝石(INPEX)、伊藤忠商事が参加している。
商業生産に移るのはザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区内の一部。ロシア政府から月内にも事業化が承認される見通しとなった。