日本製紙〈3863〉は18日、化学処理した木材パルプを原料とする植物由来の新素材「セルロースナノファイバー」を量産する新工場を島根県江津市に建設すると発表した。食品や化粧品の粘り気を高める添加剤に使うほか、軽くて丈夫な性質を生かし、自動車部品などへの応用を期待している。投資額は約11億円。2017年9月完成予定で年間生産量は当面30トン。将来は100トン規模に増やす。