ドイツで反移民政党の支持率が上昇、襲撃事件相次ぎ
ロイター
1時間前
28.08.01.
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツの民間調査会社エムニドの最新世論調査では、反移民の立場を表明している反ユーロ政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持率が上昇した。国内で相次いだ襲撃事件が影響したとみられる。
エムニドが週刊誌ビルト紙向けに7月21─27日の間に行った調査によると、AfDの支持率は前の週の12%に比べ2ポイント上昇した。
ドイツで反移民政党の支持率が上昇、襲撃事件相次ぎ© REUTERS ドイツで反移民政党の支持率が上昇、襲撃事件相次ぎ
ドイツでは先月18日から26日の間に5件もの襲撃事件があり、襲撃犯を含め15人の命が奪われた。そのうち2件は過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を発表、襲撃犯のうち3人はドイツへの難民とみられており、移民の受け入れに寛容な姿勢をとるメルケル政権への批判が強まっている。
ただ、メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟と、連立を組む中道左派の社会民主党の支持率はそれぞれ35%と23%と、前回から変わらず。一方、緑の党への支持は1ポイント低下し11%、左翼党もポイント低下の9%となっている。