コンブ漁:解禁日から3日遅れ 貝殻島周辺で開始 北海道
毎日新聞
19 時間前
28.06.06.
エンジン全開で北方領土・貝殻島付近の漁場に向かうコンブ漁船=根室市納沙布岬で2016年6月4日午前6時1分、本間浩昭撮影© 毎日新聞
北方領土・貝殻島周辺のコンブ漁が4日、北海道根室市納沙布岬の沖合約3.7キロ先の漁場で始まった。日露の民間交渉に基づくコンブ漁は1963年にスタート。1977年から4年間の中断を挟み、今年で通算50年目を迎えた。約2時間の漁を終え、帰港した「第18幸進丸」の紙屋正美船長(60)は「コンブは厚くて質が良い」と話していた。
今年は昨年より3隻多い241隻が出漁。採取量は3862トンで、ロシア側に支払う採取料は昨年より242万8000円多い9026万8000円。荒天が続き、解禁日(1日)から3日遅れの出漁となった。今年は流氷が到達せず、春先の海水温も高めに推移したことから、生育が良いとみられる。【本間浩昭】