「モナリザ」3度描き直し?…当初は別の女性か
読売新聞
1時間前
27.12.10.
【上海=鈴木隆弘】レオナルド・ダ・ビンチ(1452~1519年)の名画「モナリザ」が、3度描き直され、当初は別の女性の肖像画だった可能性があることが分かった。
フランスの光学研究者パスカル・コット氏が8日、ダ・ビンチ関連の展覧会が開かれた中国・上海で発表した。
コット氏は、絵に光をあて、反射した光のデータを解析し、重ね塗られた画像を復元。その結果、3層に及ぶ下絵の存在が判明した。
一番下に描かれていた肖像画は、その上に描かれた2層目の下絵とみられ、さらにその上の3層目に描かれている女性は、表面に描かれている「モナリザ」と顔の特徴が異なる。コット氏は、現在の「モナリザ」は、別の女性が描かれた3層目の上に重ねて描かれたものであるとの見方を示している。一方で、この主張に懐疑的な意見もある。