撃墜直前の録音公表=南への進路変更要求―トルコ軍
時事通信
27.11.26.
10 時間前
【エルサレム時事】トルコ軍は25日、ロシア軍機を撃墜する直前、相手機に警告したとされる際の録音記録を公表した。撃墜したロシア軍機とみられる「国籍不明機」に対し、英語で進路変更を命じている。
トルコのアナトリア通信が公開した音声記録によると、南東部ディヤルバクルの空軍司令部が、「こちらはトルコ空軍だ。トルコ領空に接近している。直ちに南へ進路を変更せよ」と繰り返し警告している。
ロシア機撃墜、「国籍不明だった」 トルコ軍が声明
AFPBB News
27.11.26.
3 時間前
【AFP=時事】トルコ軍は25日、シリア国境付近で撃墜した軍用機がロシア軍所属とは知らなかったと主張し、ロシア軍当局と「あらゆる種類の協力」をする用意があると表明した。ロシア側は、事件を「計画的な挑発」と非難している。
トルコ国境に近いシリア北西部の町Bayirbucakで墜落する軍用機を捉えた画像。Anadolu Agency提供(2015年11月24日撮影)。(c)Anadolu Agency/Fatih Aktas© AFPBB News 提供 トルコ国境に近いシリア北西部の町Bayirbucakで墜落する軍用機を捉えた画像。…
救出されたロシア機の操縦士は、トルコ側から警告は一切なかったと述べている。一方、トルコ軍が公開した通信記録の音声では、「こちらは警戒中のトルコ空軍。あなた方はトルコ領空に近づいている。直ちに進路を南へ変更せよ」との英語メッセージが何度か繰り返されている。
こうした中、トルコ軍は25日午後の声明で、状況を説明するため露国防省と軍の関係者を首都アンカラ(Ankara)の統合参謀本部に招待したと発表。問題の軍用機について「国籍不明だった」上に、警告にも応答しなかったことから「即時に交戦規則が適用された」と説明した。
セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相はこれに先立ち、ロシア軍機撃墜を「自然発生的な行為だったとみなすことに深い疑念を抱いている」とコメントしていた。ただ、ラブロフ外相は「トルコとの戦争は考えていない。トルコ国民に対するわれわれの態度も変わらない」とも述べた。
【翻訳編集】AFPBB News