傾斜マンション、旭化成建材が不正認め費用負担
読売新聞
27.10.15.
1時間前
横浜市都筑区の大型マンションが傾いているのが見つかり、基礎部分の杭(くい)の施工不良が判明した問題で、旭化成は14日、工事を下請けした子会社の旭化成建材で施工の不具合とデータの転用、加筆があったことを認め、旭化成建材が補強や改修にかかる費用を全額負担すると発表した。
市建築局によると、マンションは2006年に分譲された4棟計705戸で、敷地面積は約3万平方メートル。
このうち11階建ての1棟が、住民の指摘をきっかけに傾いていることが判明。施工会社の三井住友建設と事業主の三井不動産レジデンシャルが調べたところ、建物の両端で高さが最大2・4センチずれていた。さらに、この棟に使われた杭52本のうち28本を調べた時点で、6本が地盤の強固な「支持層」に達していないことが分かった。他の2本も打ち込んだ長さが不十分だった。