17歳少年「お前もやれよと言われてやった」
読売新聞
27.03.05.
7 時間前
川崎市川崎区の中学1年上村(うえむら)遼太君(13)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された少年3人(17~18歳)の供述などから、暴行時の状況が明らかになってきた。
捜査関係者への取材でわかった。現場では、最初に18歳と、17歳のうち1人が、上村君をカッターナイフで切りつけるなどし、上村君に多摩川で泳ぐことを強要したうえでさらに暴行。その後、もう1人の17歳も暴行に加わったという。3人の供述には食い違う点もあり、神奈川県警は慎重に調べを進める。
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捜査関係者によると、3人は逮捕当初、事件への関与を否定していたが、徐々に現場での状況について話をするようになった。3人の説明は大筋で一致しているという。
18歳の少年は「自分がやった」と上村君の殺害を認め、「結果的に自分が(17歳の)2人を巻き込む形になってしまった」と供述。この少年と同じ中学で同学年だった17歳の少年は「(18歳の少年に)『お前もやれよ』と言われてやった」と暴行への関与を認めた。別の中学出身で1学年下にあたるもう1人の17歳は、いったん現場を離れたが、河川敷に戻った後、18歳の少年に指示され、「暴行に加わった」と話しているという。