火星やっぱり微生物いる?メタン濃度が変動
読売新聞
26.12.17.
1時間前
【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)とミシガン大などの研究チームは「火星の大気中のメタン濃度が変動しているのは、微生物の活動が原因の可能性がある」との分析結果をまとめ、16日、米科学誌サイエンス(電子版)に発表する。
2012年8月に火星に着陸したNASAの無人探査車キュリオシティの観測データを分析したところ、通常のメタン濃度は0・69~0・89ppb(ppbは10億分の1)なのに、昨年11月下旬~今年1月下旬は平均7・19ppbで、普段の8~10倍に増加していた。
研究チームは、「一時的にメタンを増やす何らかの仕組みが火星にある」として、地球のメタン生成菌のような微生物が火星にも存在する可能性を指摘している。