横田早紀江さん「疲れ激しく、体力的に危ない」
読売新聞
26.11.11.
1日前
北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13歳)の母、早紀江さん(78)は、8日の群馬県みどり市での被害者救出を訴える講演会の後、記者会見し、高齢化による体力低下などを理由に今後、夫の滋さん(81)も含め、救出活動に参加するペースを落とす考えを示した。
来年以降は講演会への参加を自宅近辺に限ったり、ビデオメッセージを通じて訴えたりする方向で検討するという。
日朝交渉について意見を述べる横田滋さん、早紀江さん夫妻(6日、東京都文京区で)© 読売新聞 日朝交渉について意見を述べる横田滋さん、早紀江さん夫妻(6日、東京都文京区で)
早紀江さんは会見で「疲れが激しくなって、体力的に危ないなという感じがある。活動をやめようという気持ちはないが、(めぐみさんが)帰ってくると信じているので、帰ってきた時に倒れてしまっていたら、何にもならない」と述べた。
滋さんについても、「元気だが(依頼された講演を)全部出るわけにはいかなくなると思う」と語った。