北京、今年最悪の大気汚染 国際マラソン不参加も続出
深刻な大気汚染でかすむ北京の天安門。北京国際マラソンが行われ大勢の参加者が走り抜けた=19日(共同)
【北京共同】中国北京市は19日、今年最悪レベルの大気汚染に襲われ、在中国米大使館サイトによると、微小粒子状物質「PM2・5」を含む汚染指数は最悪基準(危険)である300を超す400台となった。市内はスモッグに白く覆われ、数百メートル先のビルがかすんで見えた。
この日実施された恒例の北京国際マラソン(1981年以来毎秋開催)では、健康への悪影響を憂慮し参加を取りやめる人が続出、マスク姿のランナーも目立った。ハーフマラソンを完走した日本人会社員(33)は「せっかく申し込んだので参加したが、のどが痛くなった」と話した。
深刻な汚染は20日まで続く見通し。
2014/10/19 15:46 【共同通信】