大山上空に神秘の「虹の光」、7色が横一直線に浮かぶ「環水平アーク」
2014.5.4 17:27 [westピックアップ]
鳥取県の国立公園・大山の尾根筋の上空に現れた「環水平アーク」=4日午前、鳥取県大山町
新緑と残雪が輝く、鳥取県の国立公園・大山(1729メートル)の尾根筋の上空に4日正午前、虹色の光が横一直線に浮かんだ。「環水平アーク」と呼ばれる現象で、数分間で姿を消した。
鳥取地方気象台によると、雲に含まれた氷の粒で屈折した太陽の光が、プリズムのように色づき、平らな虹のようになって現れるもの。珍しい現象だが、春先の薄曇りの日に見えることがあるという。
大山中腹の大山寺参道付近にある旅館街では、突然浮かんだ彩色の光を、大勢の観光客らが「山の上に虹が出てる」と、珍しそうに見上げていた。