少女をナンパ→売春させる→売上金は賭博に…「援デリ」運営の男4人を逮捕、送検 兵庫県警
2014.3.6 01:03 [westナビ]
スマートフォン(高機能携帯電話)用の出会い系アプリで援助交際の客を募る「援デリ」(援助交際デリバリー)を運営し、女子中学生にみだらな行為をさせたとして、兵庫県警が児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの容疑で10~20代の男4人を逮捕、送検していたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。うち3人は同罪などで起訴されており、県警は、男らが少女十数人を繁華街などでナンパして集め、売春させていたとみている。
援デリは平成20年ごろから流行。携帯電話と女性さえいれば手軽に始められ、全国に広まる裏ビジネスとして社会問題化している。広島県呉市で昨年6月、専修学校の女子生徒=当時(16)=が殺害された事件でも、逮捕された少女が援デリに関わっていた。
捜査関係者によると、4人は神戸市須磨区の無職、中屋崇志被告(21)ら。送検容疑は共謀し、昨年9月29、30の両日、岡山市内のホテルで、男性客(42)から現金計5万5千円を受け取り、当時13歳だった女子中学生に売春させたなどとしている。中屋被告らは「簡単に金が手に入ると思った」と容疑を認めているという。
中屋被告は他の3人を誘って援デリを運営し、昨年3月ごろから、少女らを勧誘。出会い系掲示板のアプリに援助交際する少女を装って投稿して男性客とやりとりを行い、少女を待ち合わせ場所のホテルに派遣。愛知から福岡まで関西を中心に男性客数十人を集め、約200万円を売り上げたとみられるが、大半を賭博で使い果たしたという。
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