全小中生に自習用タブレット 備前市、14年度から貸与
備前市は21日、情報通信技術(ICT)を学力向上に生かすため、2014年度に市内の全小中学校(小学校13、中学校5)の児童生徒約2600人にタブレット端末を1台ずつ貸与する方針を明らかにした。同市によると、全児童生徒に同端末を手当てする市町村は全国でも珍しく、岡山県内では初めてという。
教員用を含め、約2800台分のリース代6千万円を14年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。市議会で可決されれば、1学期中の導入を目指す。
市教委によると、当面は計算や漢字など学習ソフトでの自習に使う。将来的にはインターネットでの調べものや、授業で教員が児童生徒に教える際に活用する。実施に先立ち、2月から1中学校で試行している。
吉村武司市長は21日の記者会見で「端末があれば休憩時間や放課後に反復学習できる」と利点を強調した。
岡山県内では、新見市が14年度から中学校に限って全校の生徒にタブレット端末を貸与する方針。
(2014/2/22 0:03)山陽新聞