2013年12月29日 14:30 (ナショナルジオグラフィック)
「地球の出」撮影から45年
Photograph courtesy NASA (ナショナルジオグラフィック)
月の地平線から姿を現した「地球の出」。1968年に打ち上げられたアポロ8号の乗組員が撮影した。
アポロ8号には、フランク・ボーマン、ジェームズ・ラベル、ウィリアム・アンダースの3名が搭乗。月を周回しながら月面の高解像度画像を撮影していたアポロ8号は12月24日、月の裏側から表側へ戻る途中この光景に遭遇した。母なる地球が実はガラス細工のような脆い存在であることを人類に実感させた写真である。
「地球の出」は“史上最も影響力のあった環境写真”として知られ、1972年にアポロ17号から撮影された「ザ・ブルー・マーブル(青いビー玉)」と並んで、宇宙空間から撮影した最も有名な地球の写真となっている。
月の外縁に浮かび上がった遠方の青い地球の姿は、世界への素晴らしい贈り物となった。
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