異常寒波、世界でも カイロで「数十年ぶり」降雪
2013.12.18 21:26 [天気・気象]
13日、エジプト・カイロ郊外で積もった雪を楽しむ人々(地元紙アッシュルーク提供・共同)
中東やアフリカ、米国南部など世界でも異常な寒波が猛威を振るっている。偏西風が平年と比べて大きく南に蛇行し、北極の冷たい空気が流れ込んだのが原因とみられる。
エジプトでは13日にこの冬一番の寒波に見舞われ、カイロなどで雪が降った。カイロでの雪は「数十年ぶり」(現地メディア)。日本の気象庁によると、カイロの12月の平均気温は15.1度だが、この日は平均が7度、最低気温は5度だった。12~13日には中東のシリアやイスラエル、サウジアラビアでも雪が降った。
CNN電子版によると、米国各地も強い寒波に襲われた。南部のテキサス州ダラスでは約20万世帯が停電。隣接するニューメキシコ州でも路面凍結による交通事故で死者が出た。日本の気象庁によると、ダラスの12月に入ってからの降雪量は約5センチで、平年の約20倍となっている。
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