これが八百長組織の篭絡手口…本職「体育教師」のレバノン人審判は「背の高いアジア女」と「カネ」で笛を汚した
2013.7.6 12:00 (3/3ページ)[westスポーツ]
レバノン人主審に女性を提供したとされるシンガポール人実業家。「ジェームズ」と名乗っていた(ロイター)
一方で、主審はオランダの審判が管理・運営するブログのインタビューで「レバノンの人々が私のパフォーマンスを見てW杯で笛を吹くべきだという。それが実現する日を楽しみにしている。そのために、私は正しい方法でハードワークする」と自身の夢を語っていた。インタビューがブログにアップされたのは今年3月。既にジェームズとの関わりを持っていた時期で、「性接待」疑惑で拘束されるほんの1カ月前だ。犯罪組織と接触しながら、それをひた隠しにし、「サッカー選手としての経験は審判にとって有益だ。なぜなら試合の流れを感じ、読むことができるからだ」などと審判論を口にしてもいた。
女性と金に目がくらんで道を踏み外してしまったエリート審判は判決が読み上げられる際にすすり泣いたという。八百長に手を染め、声望も夢も、すべてを失った。
(北川信行)