神鋼、高炉1基休止を検討 中国や韓国との競争激化で
神戸製鋼所が神戸製鉄所(神戸市)にある高炉の休止を検討していることが25日分かった。同製鉄所の高炉を休止すると同社の粗鋼生産能力は2割弱の削減になる。安い鋼材を強みとする中国や韓国の鉄鋼メーカーとの競争が激化しており、生産体制を見直す。
神戸製鋼は現在、神戸製鉄所で1基、加古川製鉄所(兵庫県加古川市)で2基の高炉を稼働している。神戸製鉄所の高炉は最も規模が小さく、加古川の稼働率を上げることで全体の生産量は維持する方針だ。
国内鉄鋼大手は、中国や韓国の鉄鋼メーカーによる過剰生産の影響で収益が悪化している。
2013/05/25 16:49 【共同通信】