人肉食べ生き延びた14人が式典参加 アンデスの奇跡から40年
2012.10.14 20:30
13日、チリ・サンティアゴで、航空機事故の犠牲者の写真に黙とうする生存者ら(AP)
1972年に南米チリのアンデス山中で起きた航空機事故で、72日後に救出されたウルグアイ人らが事故から40年の13日、チリの首都サンティアゴで行われた記念式典に出席した。「アンデスの奇跡」と伝えられ、極限の中で犠牲者の人肉を食べて生き延びたことから映画にもなった。
事故は72年10月13日、サンティアゴに向かうウルグアイの空軍機が標高約4千メートルの山中に墜落。乗客乗員45人のうち死亡した仲間の肉を食べて16人が生き延び、72日後に救助隊に助け出された。乗客の多くはラグビーの試合に向かう学生で、AP通信などによると、この日の式典には生存者14人が参加し試合も行った。(共同)
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