JXが佐渡沖で石油・ガスの試掘調査 国内最大規模の可能性も
2012.6.18 16:07
JXホールディングス傘下のJX日鉱日石開発は18日、来春にも新潟県佐渡南西沖で石油・天然ガスの試掘調査を実施すると発表した。資源エネルギー庁の調査事業を受託、総額100億円以上かけて埋蔵量の確認や事業の採算性などを調査する。
エネ庁が事前に行った探査活動で、周辺には石油や天然ガスが貯まりやすい地質構造が100平方キロメートル以上に渡り広がっていることが分かっている。埋蔵が確認できれば中東でも中規模程度の石油・天然ガス田に相当し、国内では最大規模になる見通しだ。
調査は平成24年4月から3カ月間実施し、佐渡南西沖30キロ、水深約1100メートルの地点で、海底を約2700メートル試掘する。権益はJXが保有しており、調査費用は国が9割、JXが1割負担する。