ナポレオンの英語の手紙 競売で3270万円! つづり誤記目立つ
2012.6.11 14:31
10日落札されたナポレオンの手紙(AP)
フランスの皇帝ナポレオンが南大西洋のセントヘレナ島に幽閉された後に書いた英語の手紙が10日、パリ近郊で競売にかけられ、パリの博物館が32万5千ユーロ(約3270万円)で落札した。フランス公共ラジオが伝えた。
競売会社によると、手紙は1816年3月9日付で共に流刑生活を送ったラス・カーズ伯爵に宛てたもの。同伯爵の「セントヘレナ覚書」によると、ナポレオンが英語の学習を決意して伯爵に手紙を送り、伯爵が添削して送り返していた。「NOW」(今)のつづりが「ENOW」になるなど誤記が目立つという。
AP通信によると、競売会社の社長は「ナポレオンは英字紙に自分についてどんなことが書かれているのか読みたかったのだろう」と話した。
競売では6万~8万ユーロでの落札を予測していたが、入札者が相次ぎ、予想を大幅に超えた高値での落札となった。(共同)
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