ミス・ユニバース ミセスはNo 性転換は…Yes
2012.04.26
撮影場所 ドミニカ共和国、米ロサンゼルス
サブジャンル [ニュース] [イベント・祭典]
「ミス・ユニバース ドミニカ共和国2012」の最終選考会で手をとり合う、優勝したデュランさん(左)と2位のリエッジさん(中央)=17日、(ロイター)
ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴでで17日、「ミス・ユニバース、ドミニカ共和国2012」最終選考会が行われた。栄冠を手にしたのはカルリーナ・デュラン(Carlina Duran)さん(25)だったが、結婚歴がある事がわかり、タイトルを剥奪された。
代わりに準優勝のドゥルシータ・リエッジ(Dulcita Lieggi)さん(22)が繰り上がりで優勝。25日、報道陣の前で戴冠した姿を披露した。リエッジさんは、12月に行われる予定の「ミス・ユニバース2012」世界大会に出場する。
準優勝には3位だったカロリン・ハワ(Carolyn Hawa)さんが昇格した。
一方、カナダ大会では、性転換で女性になったことを理由に失格となったのは不当として3日、モデルのジェナ・タラコバさん(23)が、米ロサンゼルスで記者会見し、大会に参加させるよう主催団体に要請。主催団体は同日、一転して参加を認めると表明した。
「ミス・ユニバース、ドミニカ共和国2012」の最終選考会で栄冠を手にしたカルリーナ・デュランさんだったが結婚歴がある事がわかり、この後タイトルを剥奪された =17日、(ロイター)
3日、ロスで会見したジェナ・タラコバさん。パスポートの「sex」の欄には「F」と記されている =(ロイター)
米CNNテレビなどによると、タラコバさんは4歳のころに自分は女性だと感じるようになり、19歳で性別適合手術を受けた。
旅券や運転免許証にも「女性」と明記されているが、カナダ大会で65人の最終選考に残った段階で「生まれながらの女性と偽って応募した」ことを理由に失格となった。タラコバさんの失格をめぐっては、交流サイトの主催団体のページに批判の書き込みが殺到していた。
同団体は大会の運営方針を見直し、来年からは性転換した女性たちにも門戸を開放するという。