小惑星から希少金属を採掘 グーグル創業者ら出資 実現疑問視する声も
2012.4.25 11:56 [グーグル]
米宇宙ベンチャー「プラネタリーリソーシズ社」(ワシントン州)は24日、無人宇宙船により小惑星からプラチナなどの希少金属を採掘する事業に乗り出すと発表した。
同社の出資者には、IT大手グーグルのラリー・ペイジ最高経営責任者(CEO)やエリック・シュミット会長が名を連ねているほか、映画監督のジェームズ・キャメロン氏もアドバイザーとして参加。本格的な宇宙ビジネスを目指すが、実現を疑問視する声も上がっている。地球に比較的近い軌道にある小惑星は、プラチナなどを豊富に含んでいる可能性がある。
米メディアによると、同社は2年以内に、“鉱山”として有望な小惑星を探すための宇宙望遠鏡を打ち上げる。適切な小惑星が見つかれば、無人宇宙船を造り、10年以内に採掘に乗り出したいとしている。(共同)