盗難の名画、犯人側が売れずに返還 730万円で 有名すぎて売れず
2012.1.7 13:13 [世界仰天ニュース]
マグリットの名画「オリンピア」の絵はがき(ロイター)
ブリュッセルのルネ・マグリット美術館は6日、2009年に盗まれたマグリットの名画「オリンピア」が同美術館に返還されたことを明らかにした。ベルギーのメディアによると、絵画の買い戻しのため犯人側に7万5千ユーロ(約730万円)が支払われたもようだ。
オリンピアの価値は、盗まれた当時は300万ユーロ(約2億9400万円)相当とみられていたが、犯人らは絵画が有名すぎて売却できず、これを大幅に下回る価格で返還に応じたとみられている。
マグリット(1898~1967年)はベルギーを代表するシュールレアリスムの画家で、オリンピアはマグリットの妻をモデルにした48年制作の裸婦画。09年9月に2人組が同美術館から白昼堂々と盗み出した。
オリンピアは保存状態がよく、無傷だという。(共同)
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