暴力団との交際を一度は否定
2011.8.25 02:00 (1/2ページ)
記者会見で暴力団関係者とのメールのやりとりがあったことを認め、目をはらしながら話す島田紳助さん=23日夜、東京都新宿区(北野浩之撮影)
暴力団関係者との親密交際を理由に芸能界を引退した人気タレント、島田紳助さん(55)=本名・長谷川公彦=が今年4月、暴力団幹部との交際を報じた一部週刊誌の内容について、所属事務所に事実確認された際、暴力団関係者との交際を否定していたことが24日、芸能関係者への取材で分かった。
同社はその後、週刊誌の内容に似た事実があったとする情報を入手、今度は紳助さんも事実を認め、引退を余儀なくされたとみられる。
関係者によると今年4月、一部週刊誌に、暴力団幹部の家宅捜索で紳助さんの直筆の手紙や幹部と一緒に写った写真が見つかった-などとする内容が報じられ、紳助さんは所属先の「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」から事情を聞かれた。
紳助さんは「事実無根。暴力団との交際は一切ない」などと説明したが、同社は8月中旬、暴力団関係者と親密な関係にあったことをうかがわせる情報を入手。今月21日、本人に事実確認したところ、弁解せずに事実を認め、引退を申し出たという。
暴力団との交際を一度は否定
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記者会見で暴力団関係者とのメールのやりとりがあったことを認め、目をはらしながら話す島田紳助さん=23日夜、東京都新宿区(北野浩之撮影)
紳助さんは十数年前、民放テレビ番組での発言がきっかけでトラブルになり、知人の元ボクシング世界王者、渡辺二郎被告(56)=恐喝未遂罪で実刑判決を受け上告中=の仲介で暴力団幹部を紹介され、トラブルを解決してもらった。
その後も付き合いは続き、平成17年から19年にかけて、紳助さんは、逮捕された幹部を心配したり、自身が経営する飲食店で幹部が食事したことに感謝したりする内容の携帯メールを送っていたとされる。
紳助さんは23日夜の記者会見で「芸能界で頑張ってこられたのも、あのときのおかげだという思いがずっとあった」と話したが、同社は「社会的影響力の高いテレビ等に出演しているタレントとしては許されない」として引退の申し出を了承したという。