徳之島3町長、沖縄県民大会へ連帯メッセージ 普天間移設
(2010 04/24 06:30)南日本新聞
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設候補地として有力視され、政府に反対の意思を示している徳之島の3町長が、沖縄県読谷村で25日に開かれる「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」の実行委員会に連帯のメッセージを送付した。
メッセージは高岡秀規・徳之島町長、大久幸助・天城町長、大久保明・伊仙町長の連名。今回の移設案について「米軍基地の縮小でも撤去でもなく、拡充以外の何ものでもない」と指摘し、「普天間の基地は沖縄にも徳之島にも必要ない。断固反対の闘いの成功を祈念し、共に頑張ろう」と訴えている。
18日に徳之島町で開いた、普天間の徳之島移設を訴える反対集会に、予想を上回る1万5000人(主催者発表)が集まったことから、「徳之島と同様、基地問題で苦しんできた沖縄に集会の熱気を届けよう」と、3町長で協議し送付を決めた。
大久保町長は「歴史的、文化的にみて徳之島島民の同胞である沖縄県民が苦悩する姿をただ見ているわけにはいかない」と話した。