鳥の群れの「リーダーシップ」、人間の行動分析にも応用期待
2010年 04月 8日 15:35 JST
記事を印刷する | ブックマーク| 1ページに表示[-] 文字サイズ [+]
1 of 1[Full Size]世界のこぼれ話
ドイツで「MJ」に捧げる自家製自転車がお目見え
「ソーラー飛行機」、スイス上空を1時間半舞う
カタール外交官が米機内で喫煙、爆弾騒ぎで戦闘機出動
C・ブルーニ仏大統領夫人、離婚危機説に「ばからしい」
[ロンドン 7日 ロイター] 英国とハンガリーの研究チームは、伝書バトに小さな衛星利用測位システム(GPS)を背負わせることにより、ハトの群れが「柔軟なリーダーシップ制度」を使って飛ぶ方向を瞬時に決めるなどしていることを突き止めた。
7日付の科学誌ネイチャーに掲載した研究結果によると、ハトの群れの中では、ほぼすべての個体が意思決定に関与しながらも、その中でもより高い影響力を持つものと、それに従うものとに分かれる、柔軟性のある階層制度がみられた。
研究者らはこうした研究が、人間を含む他の動物の集団行動や意思決定の仕組みの解明に役立つと期待している。
© Thomson Reuters 2010 All rights reserved.