ショウガの香り人気上々 すし屋に新定番のガリハイ 仙台
2010年04月02日金曜日 河北新聞
新たなすしのお供として開発した「ガリハイ」
仙台市内のすし店が、すしにぴったりの酎ハイを開発した。ガリを使う、その名も「ガリハイ」。ショウガの香りと程よい甘味が特徴で、口当たりの良さから女性客を中心に人気が浸透しつつある。店主は「新しい酎ハイを仙台から発信しよう」と張り切っている。
「ガリハイ」を作ったのは仙台市青葉区一番町2丁目の「文化横丁」にある「寿司本」の3代目、石川一さん(44)。
客の好みが多様化する中「ビールや日本酒などの定番以外にも、すしダネの味を邪魔しない酒はないだろうか」と探していた石川さん。常連客の「ハイボールで何か作れないか」との一言をきっかけに試行錯誤を重ね「すしに合う風味は、やはりこれしかない」と、ガリを入れる酎ハイにたどり着いた。
作り方は焼酎とソーダを1対1の割合で混ぜた後、ガリを2、3枚入れる。さらに程よい甘さに調えるため「ガリを漬けている甘酢を最後に数滴加える」のがポイントという。
昨年秋から店内で提供を始めたところ客の評判は上々で、特に女性に人気という。常連客の一人、若林区の女性会社員(26)は「さっぱりしていて飲みやすく、ついつい4、5杯は空けてしまう」と話す。
石川さんは「仙台発の新たなすしのお供にしたい。ぜひ一度お試しを」とPRする。1杯500円。連絡先は寿司本022(222)4321。