自転車の共同利用始まる 環境モデル都市、富山
自転車をいつでも利用でき、好きな場所で返せる共同利用システムが20日、富山市で始まった。各地で試験導入が進むが、自治体から委託された民間企業が事業として運営するのは日本初。路面電車を整備する同市は環境に優しい交通手段の利用を促進、マイカー社会からの脱却を目指す。
富山市は温暖化問題に積極的に取り組む「環境モデル都市」として政府に認定されている。自転車購入費など初期投資にかかった約1億3500万円は全額、環境省からの補助金で賄った。
これまで事前登録した利用者は約500人。この日は市内のイベント広場に集まったボランティア約100人が、15カ所の駐輪場へ自転車を配備した。
月額700円の基本料金を払えば、24時間いつでも30分間無料、超過すると課金される。使用時間や駐輪場ごとの配備台数は、携帯電話のウェブサイトで確認できる。
2010/03/20 18:05 【共同通信】