原発、2030年までに800基に倍増 新たに23カ国導入も
2010.3.20 10:52
化石燃料の価格高騰や地球温暖化への対応の必要性から、原発は世界的に建設が急増しそうだ。経済産業省によると、増加は中国やインドが中心で、世界全体では現在の約400基が2030年までに約800基となる見通し。
成長が著しい新興国や発展途上国では建設ラッシュになるとみられる。アラブ首長国連邦(UAE)やベトナム、インドネシアなど、それぞれでは初となる建設計画を持っている国も多く、30年までに23カ国が新規に導入する可能性があるという。
原発技術を持つ企業にとっては大きなビジネスチャンスになることから各国は売り込みに懸命で、UAEの計画では、日本やフランスの企業との激しい競争に勝ち、韓国の企業連合が受注した。(共同)