中国全域が射程…インド弾道ミサイル、年内にも実験
2010.2.11 00:37
ニューデリーからの報道によると、インド軍の科学技術担当の最高幹部は10日、核弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイル、アグニ5(射程5000キロ)の発射実験を1年以内に実施する計画だと記者団に明かした。アグニ5は中国全域が射程に入り、実験実施は中国を刺激することになりそうだ。
アグニ5は日本や欧州の一部まで射程に入る。インド軍科学技術担当最高幹部は「弾頭を軽量化し、射程をさらに延ばすことも可能」と述べた。
インドは1980年代から核弾頭搭載可能な国産ミサイルの開発を進め、短距離弾道ミサイル、アグニ1(同700キロ)、中距離弾道ミサイル、アグニ2(同2千キロ)などを配備。中国主要都市の一部を射程に入れる中距離弾道ミサイル、アグニ3(同3千キロ)は、今月7日に4回目の発射実験を成功させ、近く実戦配備するとみられる。(共同)
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