民宿おかあさん百選が決定 52人を新たに認定
農林水産省と観光庁は2日、都市住民との交流を通じて地域活性化に貢献する経営者を選ぶ第3回「農林漁家民宿おかあさん百選」に、京都府綾部市の「農家民泊素(そ)のまんま」の芝原キヌ枝さん(77)ら34都道府県の52人を決めた。これで過去2回の認定と合わせて計100人が決まった。
芝原さんは山間部にある築100年以上の古民家で若い世代を受け入れ、豆むきやこんにゃくづくりなど農家のあるがままの暮らし体験を提供。綾部への定住希望者の相談にも乗っている。
沖縄県本部町の「農家民宿ひろみ園」の伊豆味博美さん(55)は「やんばる」と呼ばれる森の散策などの体験メニューを用意、パパイアを使ったチャンプルーなどの料理でもてなしている。
23日に東京都内で「おかあさんサミット」を開き、認定式や各地の取り組み紹介が行われる。
百選のメンバーは2008年から選出。認定された経営者がイベントなどに参加し、農山漁村への滞在を望む都会の人たちに情報発信している。
2010/02/02 17:07 【共同通信】