国が水没する! ミクロネシアがチェコの石炭発電所改築に抗議
2010.1.21 12:45
チェコで計画されている石炭火力発電所の改築に対し、西太平洋の島しょ国ミクロネシア連邦は二酸化炭素(CO2)の排出対策が不十分なために「水没の危機を招きかねない」と抗議する書簡をチェコ政府に送付した。ロイター通信などが20日までに伝えた。
チェコは同国東部にある欧州連合(EU)内で最大級の石炭火力発電所の改築を計画。ミクロネシアは今月、チェコ環境省に書簡を送り、最新の排出対策が取られていないと訴えた。ミクロネシアの環境当局者は「発電所が排出するCO2は直接の脅威だ」と述べた。
チェコ環境省は計画をめぐる環境影響評価(アセスメント)を行っているが、発電所を運営する電力会社は「最新技術を導入し、CO2排出量を下げる。環境省が指名した専門家も計画の有効性を認めている」と反論している。(共同)
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