ネフェルティティ像、エジプトがドイツに返還要求へ
2009年 12月 21日 17:35 JST
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[カイロ 20日 ロイター] エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は20日、3400年前の古代エジプト王妃ネフェルティティの胸像を返還するよう、ドイツに求める方針だと明らかにした。
同事務局長の声明によると、独ベルリンの新博物館の館長が提示した文書で、ドイツ人の発見者が石灰石でできた王妃の胸像をドイツに持ち帰る際、「石こうに色を付けた王女の胸像」と偽って持ち出したことが分かったという。
世界中から多数の見学者が訪れるこの胸像をめぐり、エジプトとドイツは所有権を主張し、両国間に亀裂を生じさせていた。
ハワス事務局長は、古代エジプトの品々の返還を求めるキャンペーンで、大英博物館に対してもロゼッタストーンの返還を求めている。同氏は「以前から博物館の収蔵品を戻すよう要求してきたが、いつも実現している」と自信を見せている。
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