たまごかニワトリか?。
このまま放置すれば,ジリ貧することだけは間違いがない。
企業の体力,体質の改善+需要(公共投資など)
将来の展望が必要だ。
菅vs竹中、成長戦略会議で火花 「需要か、供給か」で論戦
2009.12.16 11:43
成長戦略策定会議・検討チームの会合に臨む、慶応大の竹中平蔵教授(左)と菅副総理・国家戦略相=16日午前、東京都千代田区 政府は16日、成長戦略策定検討チームを開き、自民党政権時代の政策立案関係者として元総務相で経済財政相も担当した竹中平蔵慶大教授を招き経済政策に関するヒアリングを行った。ヒアリングでは竹中氏が「成長はサプライサイド(企業の技術力など供給力)にないといけない」と主張したのに対し、菅直人副総理・国家戦略担当相が「まず需要を作ることが大事ではないか」と反論するなど、両者の間で成長に向けた論戦が繰り広げられた。
竹中氏は成長戦略の基本方策として減税などで民間企業への資本投入を高めるとともに、労働力を充実させることの重要性を強調。具体案として「都市環境立国宣言」や「アジアゲートウェイ宣言」などを通じて重点分野を明確化することと、税制改革・規制改革を通じた民間企業の活力を最大限に発揮させることを提言した。そのうえで「税制改革、規制緩和、民営化の伴わない成長ない」と指摘した。
一方、菅副総理は竹中氏の提案を受けて「需要がなくて供給過剰になる中で不況が起きた。今はデフレが起きている。需要サイドをいかに生み出すかがより重要」として需要側の政策が重要だと反論した。
さらに、竹中氏が進めた規制緩和など供給サイドの取り組みは「失敗したと思う」と指摘し、雇用が新たな需要を生むとして需要サイドのテコ入れを重要性を主張した。
同会議は来週中にも成長戦略の骨格をまとめる方針だ。
竹中氏は「需要サイドから説明しないと国民は分かってくれない」と菅副総理の主張に一定の理解を示した上で、「需要だけを付けるだけになってはいけない」と改めて供給サイドの施策を主張。「世界のトップ100社に日本企業は数社しか入らない」と日本企業が世界でどんどん弱くなっているのが最大の問題と指摘した。