職業訓練も仕事があってこそ。
高卒内定率の下げ幅が最大に 「新たな氷河期」
2009.12.8 18:13
日本高等学校教職員組合(日高教)などは8日、来春卒業予定の高校生の10月末時点での就職内定率が前年同期比で15ポイント減の59・6%で、平成5年の調査開始以来、最大の下げ幅になったと発表した。「求人が減った」とする学校は回答のあった328校中263校に上り、日高教は「回復の見通しが立たず新たな就職氷河期というべき事態」としている。
調査は日高教と全国私立学校教職員組合連合が28道府県403校で実施。内定率は男子が65・7%、女子が50・5%。進路変更について初めて調査したところ「進学から就職」は145校、351人の報告がありうち273人が経済的理由による変更だった。一方「就職から進学」は219校、843人。多くの生徒が就職をあきらめ費用のかからない職業訓練校などに進路変更したとみられる。