カゴメ、日本初の電子手形発行 25日付で5千万円
カゴメが、取引先との資金決済の手段として、日本で初めて電子手形を発行したことが25日、明らかになった。昨年12月施行の電子記録債権法に基づくもので、同日付の発行額は5千万円。
企業間の決済では長い間、紙の手形が一般的な方法だったが、紛失や盗難の恐れがあることなどから発行が減っている。電子手形を使うと、これまでより安全に取引できるほか、コストも削減できるという。
債権者名や金額、支払期日などの情報は「記録機関」という専門会社を通じて、パソコンやファクスでやりとりする仕組み。現在、記録機関は三菱東京UFJ銀行の子会社だけだが、ほかの金融機関も取り扱いを検討している。
2009/11/25 12:10 【共同通信】