経営難の米郵政公社の赤字、09会計年度は約3400億円
ニューヨーク(CNNMoney) 経営難に直面する米郵政公社(USPS)は16日、今年9月までの09会計年度の決算を発表、約38億ドル(約3382億円)の赤字を計上したと報告した。
同公社は、約4万人の人員削減、残業カット、運送費切り詰め、退職者の健康保険合理化など総額10億ドル相当のコスト節減を打ち出し、経営再建に努めている。前年の会計年度の赤字幅は28億ドルだった。
インターネット、電子メールの普及を背景に、郵便物の取扱量は激減しており、09会計年度における総量は250億通・個減の1771億通・個となっている。12.7%減だった。
同公社はさらなる赤字削減のため、土曜日の配達を中止する週5日制の適用を検討している。