【裁判員制度】聖職者の辞退に理解求める カトリック団体
2009.9.11 14:40
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カトリック中央協議会(信者約45万人)は11日、同会で「司教ら聖職者(計約7600人)が裁判員裁判に選ばれた場合は辞退することを勧める」と合意したことについて理解を求める文書を最高裁の竹崎博允長官に提出した。
文書には、裁判員の身分が、世界のカトリック信者共通の“法律”にあたる「教会法」に定められた「聖職者は国家権力の行使にかかわる公職に就くことを禁じる」とする規定に抵触することなどが説明されている。
同会は6月に「聖職者には過料を支払ってでも裁判員裁判に参加しないことを勧める」ことなどを盛り込んだ公式見解を表明していた。一般信者については各自の判断に委ねるという。