外国人選挙権、小沢氏に「丸投げ」
法案取り扱いで首脳会議 鳩山由紀夫首相や民主党の小沢一郎幹事長らによる政府・民主党首脳会議が11日夕、官邸で開かれ、永住外国人に地方選挙権を与える法案の取り扱いについて小沢氏に一任することを決めた。
平野博文官房長官はこれに先立つ記者会見で、今国会中に政府の法案として提出するのは困難との考えを示し、議員立法で今国会に提出するか、来年の通常国会以降に先送りするかなどの判断を小沢氏に“丸投げ”した形となった。
同法案をめぐっては、山岡賢次国対委員長が議員立法での提出に言及した一方、小沢氏は政府提出が望ましいとの考えを記者団に表明。平野氏は国会日程が窮屈なことを理由に法案提出に難色を示すなど、鳩山政権内で足並みが乱れていた。国民新党の亀井静香代表(金融・郵政改革担当相)も慎重姿勢だ。
国会会期の延長問題に関しては、来年度予算編成作業への影響を懸念する観点から、当面は30日までの会期内に政府提出法案などの成立に全力を挙げる方針を確認した。
2009.11.11.デイリースポーツ