ユーロ圏失業率9・7% 9月、99年1月以来で最悪
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の統計機関ユーロスタットが30日発表したユーロ圏(16カ国)の9月の失業率(季節調整済み)は前月比0・1ポイント上昇の9・7%で、1999年1月以降で最悪を記録した。EU全体(27カ国)も同0・1ポイント上昇の9・2%で、2000年1月以来の高水準。
前年同月比ではEU27カ国すべてで失業率が上昇。歯止めのかからない雇用悪化は欧州経済の回復の重しとなっている。
9月の失業者はユーロ圏で前月比18万4千人増の1532万4千人、EU全体では同28万6千人増の2212万3千人に達した。
国別では最悪はラトビア(19・7%)、スペイン(19・3%)、最も低かったのはオランダ(3・6%)だった。ユーロ圏失業率9・7% 9月、99年1月以来で最悪(10月30日 20:38)