SFCG、初の債権者集会 大島前社長欠席に不満の声
商工ローン大手SFCGの債権者集会の会場に入る債権者ら=28日午後、東京都千代田区の日比谷公会堂 経営破綻し、破産手続き中の商工ローン大手SFCG(旧商工ファンド)の第1回債権者集会が28日、
東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれ、破産管財人の瀬戸英雄弁護士が、集まった債権者約400人に同社の資産状況などを説明した。
集会後に会見した瀬戸弁護士によると、同社が総額約2千億円を調達した10社以上の金融機関が「契約違反」などを理由に約15倍となる計約3兆600億円の債権を主張。
利息制限法の上限を超える金利をSFCGに支払ったとする過払い金の届け出総額は、約408億円に上り、管財人側は「債権者に配当ができる時期や金額の見通しは不明」としている。
出席者によると、同社の大島健伸前社長は体調不良を理由に欠席。会場では「納得できない」との不満の声が上がった。出席した自営業の男性(65)は「違法に取り立てられた金は、もう返ってこないとはっきり分かった」とあきらめ顔で話し、会場を後にした。
2009.10.28.19:59ディリースポーツ