まだまだ出口は,見えそうにない。
世界の景気回復は年内に始まる可能性=IMF専務理事
2009年 10月 24日 05:06 JST
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[オスロ 23日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は23日、世界の景気回復が2010年上期でなく年内に始まる可能性がある、との見解を示した。
専務理事は講演で「(景気回復は)2010年上半期よりも早い、09年終盤に始まる可能性がある」と述べた。
最新のIMF世界成長見通しについては、09年がマイナス1%、10年がプラス3%とした。
専務理事は「今見られるのは危機の最終段階の始まりだ」と述べた。その上で、各国政府は早過ぎる景気刺激策撤回を避けるべきとの見方を繰り返し、「W字型の回復、もしくは二番底」を引き起こす可能性があると指摘した。
通常、失業率は景気回復が始まってからおよそ1年は上昇を続けるとし、各国政府はこの間、異例に緩和的な政策の出口戦略を講じるべきではないとした。
「失業がピークに達したことを確認するまでは、危機を完全に脱したと言うことはできない。『出口』に向かって走るのではなく、歩く必要がある」と語った。
続く
世界の景気回復は年内に始まる可能性=IMF専務理事
2009年 10月 24日 05:06 JST
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また、講演後記者団に対し、20カ国・地域(G20)について「新たに2─3カ国加えることが可能」とした。具体的な国名には言及しなかったものの、北欧やアフリカ諸国はG20に含まれていない、と述べた。
ブラジルに続き、他国が海外からの投資資金に対し金融取引税を導入することを懸念しているかとの質問に対しては、「懸念していない。それほど重要ではない。(金融取引税が)効果的であるかや管理可能かについては確信を持てない」と話した。