各社が“抑制技術”を競いあっている。
三洋電機が8月、世界で初めて電解水を使った清浄技術が99%以上の抑制効果。
9月にはダイキン工業が、ストリーマ放電技術で「100%の除去を確認した」。
パナソニック電工の微粒子技術ナノイーにインフル抑制効果(99%抑制する効果)
2009.10.20 20:17
パナソニック電工は20日、電気を帯びた水粒子を使った空気清浄技術「ナノイー」が、新型インフルエンザウイルスの活動を99%抑制する効果があることを実証した、と発表した。
8月から帯広畜産大と共同研究を実施。密閉された空間内で新型インフルエンザウイルスにナノイーを6時間噴射。噴射しなかったウイルスと比べ、感染力を示す数値が低下した。ウイルスの抑制率を調べる計算式にあてはめると、99%の抑制率が得られた。
同社は「新型インフルエンザへの効果検証は初めてで、慎重に見極める必要があった」と、通常より実験回数を2倍に増やして検証したという。今後、抑制効果のメカニズムなどを解明していく。
ウイルス抑制効果をめぐっては、三洋電機が8月、世界で初めて電解水を使った清浄技術が99%以上の抑制効果があったと発表。9月にはダイキン工業が、ストリーマ放電技術で「100%の除去を確認した」としており、各社が“抑制技術”を競いあっている。
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