【新政権発足】「八ツ場ダムが無駄か検証を」 長野原町長が新政権に要望
2009.9.16 20:30
鳩山内閣が発足した16日、民主党が建設中止方針を掲げている八ツ場(やんば)ダムの地元、群馬県長野原町の高山欣也町長は「ダムは無駄と決めつけず、検証してから方針を決めてほしい」とあらためて慎重な判断を求めた。
午後6時、鳩山由紀夫首相の記者会見のテレビ中継が始まると、町長室で高山町長は仕事の手を止め険しい表情でテレビに見入った。
鳩山首相は会見で八ツ場ダムに直接触れなかったため「『マニフェストを順守して中止する』などと軽率な発言がなくてよかった」と胸をなで下ろした様子。
だが「地元と協議もしないうちに無駄の象徴だから中止と言われればたまったものじゃない。新たな生活再建案も提示されていないのに」とため息をついた。